父娘の絆を結んだきっかけは鞄の誕生日プレゼント

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娘から父親への誕生日プレゼントの体験談でドラマのようなお話ですが本当の実話です。
誕生日プレゼントが2人の中をつなぐ事になる。。そんな誕生日プレゼントは素敵だと思います。

 

父娘の絆を結んだきっかけは鞄の誕生日プレゼント

私は20才のとき病気で母親を亡くしました。兄弟がなかったので、それからは父ひとり子ひとりの暮らしが始まりました。

私は当時大学生で一人暮らしをしていたのですが、父親の事も考えて実家から通うことにしたのです。ところが父は母の死の悲しみからそう簡単に立ち直ることができず、毎日毎日泣いて暮らしていました。仕事も休みがちでしょっちゅう会社の人から電話がかかってきていた事を覚えています。

私は落ち込んでいる父に寄り添い励ましていたのですが、いつまでも泣いてばかりいる父にだんだん苛立ちを覚えはじめました。

そして父が会社をクビになった事がキッカケになってとうとう大きなケンカをしてしました。私は父親に立ち直ってほしかっただけの想いでした。

どんなに泣いても死んだ人は帰ってこないのだから、私たちは前を向いて生きていかなければならないと父に説教をしました。気まずさもあり、その大ゲンカから後は同じ家に住みながら半年以上も会話をしなくなりました。

そんなある日、私はカレンダーを見て、両親の誕生日が近いことを思い出しました。父と母は誕生日が同じなのです。

その誕生日の当日、バースデーケーキを買って帰りました。毎年同じ店で買う習慣だったので、いつものバースデーケーキを買って仏壇に供えようと思ったのです。しかし家に帰ると、仏壇の前に、父が座っていました。妻の仏前に大きなバラの花束を供えようと苦心惨憺しているところでした。

バラの花束もやはり毎年の習慣で、夫から妻への誕生日プレゼントとして毎年贈られるものでした。気まずい雰囲気だった事は確かですが、父と私は母の仏前で久しぶりに話をすることができました。

そして私は、父親にも誕生日プレゼントを用意していました。それは仕事用の鞄。

父は職人なので道具を入れるのに特殊な鞄を使うのですが、新調して新しい鞄を購入しました。父はそれを素直に受け取り、仕事を探す約束をしてくれました。その後約束どおり新たな職を見つけ、引退するまでその鞄を大事に使い続けてくれています。

この誕生日プレゼントがキッカケになってそれからの人生は上手く行ったと思います。

忘れられない1日になりました。

 

 

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